小腸の後遺障害

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症状

小腸が短くなった、小腸の内容物が皮膚の表面の穴から漏れ出てくる、小腸が狭くなったなど

原因・説明

小腸は、胃に続き大腸へとつながる消化管で、胃液と一緒に撹拌されてドロドロになった食べ物の消化と吸収を行います。十二指腸・空腸・回腸に区分されます。
小腸の内容物が出てきてしまう皮膚に開いた穴を、小腸皮膚瘻といいます。 BMI(ボディマス指数)は、人の肥満度を表す体格指数であり、体重(kg)÷(身長(m)の2乗)で算出されます。小腸を切除し、BMIが20以下になった場合、後遺障害等級の対象となりえます。

想定される後遺障害等級

1 小腸を大量に切除したもの

等級 後遺障害
9級相当 残存する空腸及び回腸の長さが100cm以下になったもの
11級相当 残存する空腸及び回腸の長さが100cmを超え300cm未満となったものであって,消化吸収障害が認められるもの

2 人工肛門を造設したもの

等級 後遺障害
5級相当 小腸の内容が漏出することにより、人工肛門の排泄口、ストマ周辺に著しい皮膚のびらんを生じ、パウチ等の装着ができないもの
7級相当 人工肛門を造設したもの

3 小腸の皮膚瘻を残すもの

等級 後遺障害
5級相当 瘻孔から小腸の内容の全部又は大部分が漏出するもので,パウチ等による維持管理が困難であるもの
7級相当 ⅰ 瘻孔から小腸の内容の全部又は大部分が漏出するもので5級に該当しないもの
ⅱ 瘻孔から漏出する小腸の内容がおおむね100ml/日以上のもので,パウチ等による維持管理が困難であるもの
9級相当 瘻孔から漏出する小腸内容がおおむね100ml/日以上のもので7級に該当しないもの
11級相当 瘻孔から少量ではあるが明らかに小腸の内容が漏出する程度のもの

4 小腸に狭窄を残すもの

① 11級相当:小腸に狭窄を残すもの

等級 後遺障害
11級相当 小腸に狭窄を残すもの

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