神栖市の頚椎捻挫に関する法律相談

神栖市の交通事故発生状況

神栖市では、平成26年における交通事故発生状況は、事故発生件数359件、死者数9件、負傷者数485件と発表されております(茨城県警察本部交通部交通企画課 市町村別基礎資料 平成26年中より)。

統計データからも、交通事故が身近で、いつ誰でも起こりうるものであることが、お分かりいただけると思います。

交通事故に伴う問題

交通事故が発生すると、行政対応,刑事対応,そして保険会社との交渉を始めとする民事の対応等,様々な法律問題が始まります。

それぞれの問題に適切に対応しなければ,平穏な日常を取り戻すことはできません。

各種の法律問題に適切に対応するために,私たち弁護士にまずご相談ください。

当事務所は,これまでの知見を活かし,交通事故の問題に直面した皆様のお力になることをお約束いたします。

むちうち損傷とは

交通事故の中で多い類型は,自動車同士の事故であり,自動車同士の事故でとりわけ多い事故類型は,「追突」事故になります。

そして,追突事故にあった場合,頚椎捻挫,いわゆる「むちうち損傷」を負うことがあります。

「むち打ち損傷」とは,「骨折や脱臼のない頚部脊柱の軟部支持組織(靭帯・椎間板・関節包・頸部筋群の筋,筋膜)の損傷」と一般的には説明されています。

ただ実際には,軟部組織が損傷したかどうかも明らかにはなっておりません。

交通事故後,骨折や脱臼を伴わないものの頭頸部症状を訴えているものは,広く「むち打ち損傷」と捉えられています。

最近では,「むちうち損傷」を,「外傷性頸部症候群」として研究が進められています。”

「むち打ち損傷」を分類化すると,大きく以下の5つに分類できます(土屋弘吉氏、1968)。

① 頚椎捻挫型

頸部,項部筋線維の過度の伸長ないし部分的断裂から,前後縦靭帯,椎間関節包,椎弓間靭帯,棘間靭帯などの過度の伸長,断裂などまでを含む段階です。

② 根症状型

頚神経の神経根症状が明らかなものです。

捻挫型の症状に加え,末梢神経分布に一致した知覚障害及び放散痛,反射異常,筋力低下,神経根症状誘発テストの陽性を示します。

③ バレー・リュー症状型

頭痛,めまい,耳鳴,吐き気,視力低下,聴力低下などの不定症状を呈するものです。

④ 根症状,バレー・リュー症状混合型

根症状型の症状に加えて,バレー・リュー症状を呈するものです。

⑤ 脊髄症状型

深部腱反射の亢進,病的反射の出現などの脊髄症状を呈するものです。

むちうち損傷と後遺障害該当性 

「むち打ち損傷」では,神経症状による後遺障害該当性が問題となります。

神経症状の後遺障害等級では,自動車損害賠償保障法施行令別表2・14級9号「局部に神経症状を残すもの」又は12級13号「局部に頑固な神経症状を残すもの」のいずれかの該当性が考えられます。

そして,各後遺障害等級に応じて,労働能力喪失率や労働能力喪失期間も異なりますので,それぞれの等級に応じた損害算定が必要となります。

特に,適切な後遺障害等級の認定を目指す場合には,正確な症状の記録化を実現する必要があります。

 トータルサポートの取組

私たちは,被害者の方やそのご家族の方が適切な賠償額を取得し,せめて金銭面でのご負担やご不安を少しでも取り除くことができるよう,交通事故直後から対応する「トータルサポート」を実施しております。

なお神栖市にお住まいの皆様が法律相談,法律事務所をご利用しやすいよう,「牛久事務所」と「日立支所」を各々開設しております。

神栖市にお住まいの方で,「むち打ち損傷(頸椎捻挫)」にお悩みの方は,是非一度お気軽に弊所までご連絡ください。

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