東海村の頚椎捻挫に関する法律相談

東海村では,人口1,000人あたり5.02件の交通事故が発生していると発表されています(平成23年警察白書のデータに基づく)。

交通事故は統計的にも顕著なデータがあるように,日常的に発生する法律問題と言えます。

 

【頚椎捻挫とは】

さて,交通事故の中で多い類型は,自動車同士の事故です。特に,自動車同士の事故で多い事故類型は,「追突」事故になります。

そして,追突事故にあった場合,頚椎捻挫,いわゆる「むちうち損傷」を負うことがあります。

 

【頚椎捻挫の分類】

むちうち損傷はいくつかの呼び方や分類がありますが,最近では「外傷性頸部症候群」と言われることが多いといえます。

「むち打ち損傷」を分類化すると,大きく以下の5つに分類できます。

 

① 頚椎捻挫型

頸部,項部筋線維の過度の伸長ないし部分的断裂から,前後縦靭帯,椎間関節包,椎弓間靭帯,棘間靭帯などの過度の伸長,断裂などまでを含む段階です。

 

② 根症状型

頚神経の神経根症状が明らかなものです。

捻挫型の症状に加え,末梢神経分布に一致した知覚障害及び放散痛,反射異常,筋力低下,神経根症状誘発テストの陽性を示します。

 

③ バレー・リュー症状型

頭痛,めまい,耳鳴,吐き気,視力低下,聴力低下などの不定症状を呈するものです。

 

④ 根症状,バレー・リュー症状混合型

根症状型の症状に加えて,バレー・リュー症状を呈するものです。

 

⑤ 脊髄症状型

深部腱反射の亢進,病的反射の出現などの脊髄症状を呈するものです。”

 

【頚椎捻挫の後遺障害】

「頚椎捻挫」(むち打ち損傷)では,神経症状による後遺障害該当性が問題となります。

神経症状の後遺障害等級では,自動車損害賠償保障法施行令別表2・14級9号「局部に神経症状を残すもの」又は12級13号「局部に頑固な神経症状を残すもの」のいずれかの該当性が考えられます。

 

そして,各後遺障害等級に応じて,労働能力喪失率や労働能力喪失期間も異なりますので,それぞれの等級に応じた損害算定が必要となります。

 

当事務所は,これまでの知見を活かし,交通事故の問題に直面した皆様のお力になることをお約束します。

 

また,当事務所は,東海村にお住まいの皆様が法律相談,法律事務所をご利用しやすいよう,「弁護士法人長瀬総合法律事務所 日立支所」を開設しております。

 

東海村にお住まいの方で,「頚椎捻挫」にお悩みの方は,是非一度お気軽に当事務所にご連絡ください。

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