専業主婦でも休業損害を請求できるのか?

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はじめに

交通事故で怪我を負ってしまったとき、専業主婦として家事を担当している方でも「休業損害」を請求できる場合があります。しかし、給与所得者とは異なるため、請求が難しいのではないかと不安を感じる方も少なくありません。このページでは、専業主婦の方が休業損害を請求する際のポイントや計算方法について、よくある質問にお答えしながら解説します。

よくあるご質問

そもそも「休業損害」とは何ですか?

休業損害とは、交通事故で怪我を負い、仕事や日常生活の活動が制限されたことにより生じる経済的な損害です。例えば、会社員が交通事故に遭い、仕事を休んで収入が減少した場合、その減収分を損害として賠償請求することができます。

専業主婦の私でも休業損害を請求できますか?

はい、請求可能です。専業主婦の方は会社から給料を受け取っているわけではありませんが、家事労働には金銭的な価値が認められています。交通事故で怪我を負い、家事ができなくなった期間については、その分の家事労働を休業損害として請求することができます。家事を第三者に依頼する場合、その代行費用がかかることからも、家事労働の価値は経済的な評価に値します。

休業損害はどのように計算されるのですか?

専業主婦の休業損害は、裁判例に基づいて計算されることが多いといえます。一般的には、全年齢の女性労働者の平均賃金が基準として使用され、事故で家事ができなかった期間に対して、休業損害が認められる仕組みです。

休業損害を請求するために必要な証拠はありますか?

はい、必要です。具体的には、事故によりどのような家事に支障が生じたかを示す証拠や、通院記録、医師の診断書などが重要になります。また、実際にどれくらいの割合で家事が行えなかったのか、事故直後は家事が全くできなかったのか、部分的に再開できたのかなども、損害額の算出に影響します。専門家による個別の判断が必要な場合もあるため、可能であれば弁護士に相談するとスムーズです。

家事の支障が軽減された場合も、全額請求できるのでしょうか?

一般的には、怪我の回復度合いに応じて、家事が可能になる範囲が増えると、請求額も段階的に減少します。たとえば、事故直後2週間は家事が全くできず、その後は徐々にできるようになった場合、家事ができなかった割合に応じて損害額が調整されます。

弁護士に相談するメリット

専業主婦の休業損害の計算は難しい

専業主婦の休業損害は、個別の事情によって計算方法が異なります。また、保険会社との交渉も含め、適切な賠償を得るためには専門知識が必要です。弁護士に依頼することで、被害者の方が安心して適正な補償を受けられるよう、適切な証拠の収集や交渉をサポートいたします。

弁護士法人長瀬総合法律事務所が提供する支援

当法人では交通事故案件を数多く取り扱っており、専業主婦の休業損害についても豊富な実績があります。どのような証拠が必要か、請求の手続きや適切な交渉の進め方など、具体的なアドバイスと対応を行います。お気軽にご相談ください。

まとめ

交通事故で専業主婦の方が休業損害を請求することは可能です。家事労働も経済的な価値があると認められており、事故による影響があれば適切な賠償を求める権利があります。弁護士法人長瀬総合法律事務所では、専業主婦の休業損害に関するご相談にも対応しており、最適な賠償請求をサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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