眼の後遺障害について

はじめに

交通事故による眼の後遺障害は、その影響が生活の質に大きな影響を与えることが多いです。この記事では、交通事故による眼の後遺障害の種類や等級、また弁護士に相談するメリットについて解説します。

眼の後遺障害に関するQ&A

Q1:眼の後遺障害で多い等級は?

A1:眼の後遺障害で多い等級は、後遺障害1級から14級まで幅広くあります。具体的には以下の等級があります。
 ・後遺障害1級
 ・後遺障害2級
 ・後遺障害3級
 ・後遺障害4級
 ・後遺障害5級
 ・後遺障害6級
 ・後遺障害7級
 ・後遺障害8級
 ・後遺障害9級
 ・後遺障害10級
 ・後遺障害11級
 ・後遺障害12級
 ・後遺障害13級
 ・後遺障害14級

Q2:眼の後遺障害の種類は?

A2:眼の後遺障害は、大きく「眼球」と「まぶた」に分類されます。眼球の後遺障害には視力障害、調節機能障害、運動障害、視野障害があります。一方、まぶたの後遺障害には欠損障害、運動障害があります。

眼球の後遺障害

視力障害

視力障害の後遺症が残った場合の後遺障害等級は以下の通りです。

  • 後遺障害1級1号:両眼が失明したもの
  • 後遺障害2級1号:1眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの
  • 後遺障害2級2号:両眼の視力が0.02以下になったもの
  • 後遺障害3級1号:1眼が失明し、他眼の視力が0.06以下になったもの
  • 後遺障害4級1号:両眼の視力が0.06以下になったもの
  • 後遺障害5級1号:1眼が失明し、他眼の視力が0.1以下になったもの
  • 後遺障害6級1号:両眼の視力が0.1以下になったもの
  • 後遺障害7級1号:1眼が失明し、他眼の視力が0.6以下になったもの
  • 後遺障害8級1号:1眼が失明し、または1眼の視力が0.02以下になったもの
  • 後遺障害9級1号:両眼の視力が0.6以下になったもの
  • 後遺障害9級2号:1眼の視力が0.06以下になったもの
  • 後遺障害10級1号:1眼の視力が0.1以下になったもの
  • 後遺障害13級1号:1眼の視力が0.6以下になったもの

調節機能障害

調節機能障害の後遺症が残った場合の後遺障害等級は以下の通りです。

  • 後遺障害11級1号:両眼の眼球に著しい調節機能障害または運動障害を残すもの
  • 後遺障害12級1号:1眼の眼球に著しい調節機能障害または運動障害を残すもの

運動障害

運動障害の後遺症が残った場合の後遺障害等級は以下の通りです。

  • 後遺障害10級2号:正面を見た場合に複視の症状を残すもの
  • 後遺障害11級1号:両眼の眼球に著しい調節機能障害または運動障害を残すもの
  • 後遺障害12級1号:1眼の眼球に著しい調節機能障害または運動障害を残すもの
  • 後遺障害13級2号:正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの

視野障害

視野障害の後遺症が残った場合の後遺障害等級は以下の通りです。

  • 後遺障害9級3号:両眼に半盲症、視野狭窄または視野変状を残すもの
  • 後遺障害13級3号:1眼に半盲症、視野狭窄または視野変状を残すもの

まぶたの後遺障害

欠損障害

まぶたに欠損の後遺症が残った場合の後遺障害等級は以下の通りです。

  • 後遺障害9級4号:両眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
  • 後遺障害11級3号:1眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
  • 後遺障害13級4号:両眼のまぶたの一部に欠損を残し、またはまつげはげを残すもの
  • 後遺障害14級1号:1眼のまぶたの一部に欠損を残し、またはまつげはげを残すもの

運動障害

まぶたに運動障害の後遺症が残った場合の後遺障害等級は以下の通りです。

  • 後遺障害11級2号:両眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
  • 後遺障害12級2号:1眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの

弁護士に相談するメリット

眼に後遺障害が残った場合、交通事故の示談交渉や後遺障害等級の申請は非常に専門的な知識が必要となります。弁護士に相談することで、以下のメリットがあります。

  1. 適切な賠償金の確保:弁護士に依頼することで、適正な後遺障害等級の獲得が可能となり、それに伴う賠償金も適切に確保できます。
  2. 手続きの代行:複雑な手続きや書類作成を弁護士が代行するため、被害者自身の負担が軽減されます。
  3. 交渉力:保険会社との交渉はプロの弁護士が行うため、有利な条件での解決が期待できます。
  4. 精神的サポート:専門家によるサポートを受けることで、被害者の精神的負担も軽減されます。

弁護士法人長瀬総合法律事務所では、眼の後遺障害に詳しい弁護士が無料相談を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

交通事故による眼の後遺障害は、被害者の生活に大きな影響を与えることが多いため、適切な対応が求められます。眼の後遺障害の等級や種類、弁護士に相談するメリットについて理解を深めることで、適切な賠償金を受け取るための第一歩を踏み出すことができます

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