交通事故によるむちうち:手のしびれが残った場合の後遺障害認定のポイント

はじめに

交通事故によるむちうちで手のしびれが残った場合、どのように後遺障害として認定されるのかについて解説します。しびれの原因や後遺障害等級の違い、適切な認定を受けるための条件など、一般の方が理解しやすいようにまとめました。また、弁護士に相談するメリットや関連する動画解説も紹介しています。交通事故後の対応に役立つ情報を提供しますので、ぜひご覧ください。

手のしびれが残った場合の後遺障害認定 Q&A

Q1: むちうちで手のしびれが残った場合、後遺障害として認定されますか?

A1:はい、むちうちによる手のしびれは後遺障害として認定されることがあります。ただし、しびれの範囲や原因の明確さにより等級が異なります。

Q2: しびれの原因は何ですか?

A2:しびれは、神経の一部が圧迫されることで生じます。手の神経は脊柱から手に向かって伸びており、その途中で圧迫が生じることが多いです。

Q3: 後遺障害等級の14級と12級の違いは何ですか?

A3:14級は比較的軽い後遺障害であり、画像所見等の他覚的所見が不明な場合や範囲が限定的な場合に適用されます。12級は重い後遺障害で、画像検査などで明確に原因が確認できる場合に適用されます。

Q4: 手のしびれが後遺障害として認定されるための条件は何ですか?

A4:しびれが医学的に証明できる場合に14級として認定されます。ただし、しびれのみの場合で、他覚所見が確認できない場合には12級には認定され難い傾向にあります。

Q5: 弁護士に相談するメリットは何ですか?

A5:専門的な知識を持つ弁護士に相談することで、適切な後遺障害認定を受けるためのサポートが受けられます。証拠の収集や主張の立証などは、交通事故に詳しい弁護士のサポートが望ましいといえます。

1 はじめに

交通事故による後遺障害の認定は、労災保険の後遺障害認定基準を参考に行われます。しびれは「感覚障害」として後遺障害の一つに含まれます。

2 しびれの原因

しびれは、神経が圧迫されることで発生します。手の神経は脊柱から伸びており、その途中で圧迫が生じることが多いです。

3 14級と12級の区別

後遺障害等級は、最も軽いものを14級、最も重いものを1級としています。しびれが後遺障害として認定される場合、神経症状として14級9号または12級13号のいずれかとなります。

12級13号の要件
画像検査で神経圧迫が明確に確認できる場合

14級9号の要件
他覚的所見が確認できないものの、事故の態様や治療経緯から将来にわたり障害が残ると認められる場合

4 手のしびれと後遺障害等級の認定

しびれは疼痛(痛み)以外の異常感覚とされ、その範囲が広い場合に限り14級として認定されます。しびれのみを理由とする場合、以下の制約があります。

制約事項

1. 範囲が広いことが必要
「手の指の一部のみがしびれる」などの範囲が限定される場合は認定されない

2. 14級としての認定にとどまること
しびれは広範囲であっても12級には認定されない

5 おわりに

後遺障害の認定には専門的な知識が必要です。弁護士に相談することで、適切な後遺障害認定を受けるためのサポートを受けることができます。

弁護士に相談するメリット

専門的なアドバイス
後遺障害認定の専門知識を持つ弁護士から適切なアドバイスを受けられます。

証拠収集の支援
必要な証拠を効果的に収集し、認定をスムーズに進める手助けをします。

交渉力
保険会社との交渉において有利に進めるための支援を行います。

関係する動画解説

交通事故によるむちうちや後遺障害認定についてさらに詳しく知りたい方のために、以下の動画解説をお勧めします。

「むちうち」で慰謝料を請求するには?主張・立証のポイントと注意点を解説
https://youtu.be/-q7tnpPHcgM

「むちうち」で後遺障害等級を獲得するための主張・立証のポイント
https://youtu.be/g_otmRaowHg

【交通事故被害者の方へ】弁護士が解説 むちうちの慰謝料のボーダーライン
https://youtu.be/uCjmpcF4SxM

【交通事故】むちうち損傷で後遺障害の申請する時の4つのポイント
https://youtu.be/0-Pj0GDDRSM

これらの動画は、むちうちや後遺障害認定についての理解を深め、交通事故後の対応に役立つ情報を提供します。弁護士法人長瀬総合法律事務所のウェブサイトやYouTubeチャンネルでご覧いただけます。

まとめ

むちうちによる手のしびれは、交通事故の後遺障害として認定されることがあります。しびれの原因や後遺障害等級の違いを理解し、適切な認定を受けるためには、専門的な知識を持つ弁護士に相談することが重要です。また、関係する動画解説も参考にして、交通事故後の対応に役立ててください。弁護士法人長瀬総合法律事務所は、交通事故被害者の皆様をサポートするために、様々な情報を提供しています。


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