交通事故によるむちうちに遭った際に弁護士に相談すべきタイミングとは?

Q: 交通事故でむちうちになった場合、いつ弁護士に相談するのがベストですか?

A: 早めに弁護士に相談することをお勧めします。早期に相談することで、最適な対策を講じることが可能となります。

むちうちで問題となる事項

交通事故によりむちうち症(頸椎捻挫)となった場合、主に問題となるのは以下の3点です。

・必要な治療期間についての問題
・これに基づく相手方保険会社からの医療費の支払打ち切り
・後遺障害の有無・程度

治療期間

多くの事例では、治療期間は3か月から半年程度の範囲で治療中止あるいは症状固定(治療を継続しても改善が見込まれない状態)とされることが多いです。

保険会社によっては、3か月程度をめどに、医師に対し症状などを尋ね、神経症状などの症状が重いことを示す事実が認められない場合、治療費の支払を打ち切ることがあります。また、その後においても、状況次第では治療費の支払を打ち切る場合があります。

打ち切りに対抗する法的手段は現状ありませんが、治療継続の必要性について記載した医師の診断書を提出したり、「あと1か月」などと期間を区切って延長することにより、打ち切りが撤回される場合もあります。さらに、多くの事例では、打ち切りによりその後の治療が全く受けられなくなることはなく、健康保険など自身の保険を用いて治療を続けることができます。

これらの対策について、弁護士と相談することで適切な対応が可能です。

後遺障害の有無・程度

後遺障害の有無や程度については、後遺障害に対する自動車賠償責任保険による支払の申立てをする際や、後遺障害の認定がなされなかったときに相談することが考えられますが、それ以前よりご相談いただければ、後遺障害の認定に必要な資料を取り寄せるなどして、より早い段階で認定を得るための準備が行えます。

弁護士に相談するメリット

法的アドバイスの提供

弁護士は交通事故によるむちうちに関する法律知識を持っており、最適な対応方法についてアドバイスを提供します。

交渉力の向上

保険会社との交渉において、弁護士の関与により適正な補償を得やすくなります。

書類作成のサポート

後遺障害認定の申請や損害賠償請求のための書類作成を弁護士がサポートします。

心の支え

法的な手続きに不安を感じる方にとって、弁護士の存在は大きな心の支えとなります。

関係する動画解説

交通事故によるむちうちや赤本基準についてさらに詳しく知りたい方のために、以下の動画解説をお勧めします。

「むちうち」で慰謝料を請求するには?主張・立証のポイントと注意点を解説
https://youtu.be/-q7tnpPHcgM

「むちうち」で後遺障害等級を獲得するための主張・立証のポイント
https://youtu.be/g_otmRaowHg

【交通事故被害者の方へ】弁護士が解説 むちうちの慰謝料のボーダーライ
https://youtu.be/uCjmpcF4SxM

【交通事故】むちうち損傷で後遺障害の申請する時の4つのポイント
https://youtu.be/0-Pj0GDDRSM

まとめ

交通事故によるむちうち症は、多くの方にとって初めての経験であり、適切な対応方法が分からないことが多いでしょう。早期に弁護士に相談することで、治療期間中の保険対応や後遺障害の認定など、適切なサポートを受けることができます。また、弁護士の関与により、保険会社との交渉がスムーズに進み、適正な補償を得ることが可能となります。

むちうち症でお困りの方は、お早めに法律事務所にご相談いただき、最適な対応をご検討ください。上記の動画も参考にして、交通事故後の適切な対策を講じてください。


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