内臓の後遺障害

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交通事故被害に遭った場合、ときには深刻な被害を残してしまい、後遺障害が残存することもあります。

後遺障害とは?

後遺障害とは、交通事故の受傷による精神的・肉体的障害が将来においても回復の見込めない状態となり、交通事故とその症状固定状態との間に相当因果関係が認められ、その存在が医学的に認められるものをいいます
後遺障害は、自動車損害賠償保障法施行令の別表1及び2において、症状の軽重や部位に応じて、1級から14級まで規定されています。
後遺障害等級は、1級の方が重く、14級が最も軽い等級となります。

後遺障害等級図

後遺障害等級が認定されることによって、後遺障害慰謝料や逸失利益が加算されますが、前記のとおり、後遺障害等級は、後遺障害が残存する部位によっても認定等級が異なります

本稿では、後遺障害が「内臓」に残存した場合について解説します。

部位別後遺障害 内臓の場合

◉ 胸腹部臓器 胸腹部臓器に障害がある

◉ 呼吸器 呼吸困難、動くのが苦しい

◉ 循環器 心臓に障害がある、ペースメーカーをしている

◉  消化されない、胸やけがする、食後のめまい・脱力感

◉ 小腸 小腸が短くなった、狭くなったなど

◉ 大腸 大腸が短くなった、人工肛門を設けたなど

◉ 肝臓 肝硬変、慢性肝炎になった

◉ 胆嚢(胆のう) 胆のうを失った

◉ 膵臓 膵臓の一部を切除した、頻繁に下痢になるなど

◉ 脾臓 脾臓を失った

◉ 腎臓 腎臓の機能低下、腎臓を失ったなど

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