損害賠償額の計算ルールのポイント

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はじめに

交通事故に遭った場合、損害賠償を請求することができますが、その賠償額をどのように計算するのか、複雑で分かりにくい部分が多々あります。特に、加害者側の保険会社から提示される金額が適正かどうかを判断するためには、賠償額の計算方法をしっかりと理解する必要があります。

ここでは、交通事故の損害賠償に関する基本的な項目について、わかりやすく解説します。また、弁護士に相談することのメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Q&A

交通事故の損害賠償額の計算項目は何がありますか?

損害賠償額は主に以下の項目で計算されます。この他にも、事案に応じて様々な損害項目を主張立証することが考えられます。

  • 治療関係費
    診察料や入院費など、事故によるケガの治療に関する費用。
  • 入通院慰謝料(傷害慰謝料)
    けがを負い、入通院したことによる精神的・肉体的苦痛に対する補償。
  • 休業損害
    事故のために仕事ができず、収入が減った場合の補償。
  • 後遺症慰謝料
    後遺障害が残った場合の精神的・肉体的苦痛に対する補償。
  • 逸失利益
    後遺症の影響で、将来得られたはずの収入が得られなくなることに対する補償。

治療関係費はどのように補償されますか?

治療関係費には、診察費、薬代、入院費などが含まれます。保険会社が直接病院に支払うことが多いですが、必要と認められない治療費については支払われないことがあります。そのため、治療内容を記録する書類をしっかりと保管しておくことが重要です。

入通院慰謝料の計算基準はどのようになっていますか?

入通院慰謝料は、事故によって受けた精神的・肉体的な苦痛に対する補償で、入通院の日数に基づいて計算されます。計算には、保険会社が用いる「自賠責基準」「任意保険基準」および、裁判所が適用する「裁判所基準」の3つの基準があります。

弁護士に相談するメリットは何ですか?

弁護士に相談することで、保険会社から提示された賠償額が正当かどうかを判断するのに役立ちます。また、裁判所基準を適用して、被害者に有利な条件で賠償を受けられる可能性が高まります。弁護士は、保険会社の提示額が低すぎる場合に交渉を行い、適正な賠償額を得るサポートをします。

交通事故に遭った場合、賠償額の計算は複雑ですが、弁護士のサポートを受けることで正当な金額を得ることが可能です。

動画解説の紹介

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